中国では稲刈りが近づき、病虫害を防がなければならない重要な時期を迎えている。広西チワン族自治区貴港市では、ドローンを使った農薬散布が行われている。中国新聞網が伝えた。
貴港市港北区では、農家の覃安群さんがドローンの作業の準備をしていた。技術者は農薬を積載したドローンを操縦して稲田の上を低空飛行し、農薬を均等に稲に散布する。わずか十数分ほどで数ムー(1ムーは約6.7アール)の農薬散布が完了する。
ドローンは人手による農薬散布よりもスムーズで、手間を省くことができる。覃さんは「人手による農薬散布では、1日せいぜい十数ムーしか散布できなかったが、現在はドローンを使えば100ムー以上の散布を朝のうちに終えることができる。ドローンのサポートがあり、人件費が大幅に下がり、作業が楽になって、収入がさらに保証されるようになった」と話した。
ドローン技術者の韋徳悦さんは「今は稲の病虫害対策にとって重要な時期で、ドローン1機で1日400~500ムーの作業を完了できる。ドローンを使った作業では稲への散布が均等で、農家もコストを節約できる」と説明した。
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