中国天津市でこのほど、中国潜水救撈行業協会・深之藍水下スマート救援隊が設立された。新華社が伝えた。
同隊の郭岳山総隊長は「救援隊は深之藍イルカシリーズ有索式水中ロボット(ROV)5セット、橙サメシリーズ自律型無人潜水機(AUV)3セットを配備し、20人の優秀なメンバーと30人以上の科学研究者で構成される」と説明した。
国家消防救援局特殊災害救援所の熊偉シニアエンジニアは「水深100メートル以上の場合、潜水士が遭難者を引き揚げるのは非常に危険だ。人の代わりに機械で引き揚げることは、水中救援業界で推進されている新たな理念だ。各種水中スマート機器を駆使した水中救助により、人員の死傷を防ぐ技術的基盤がすでに備わっている。水中スマート救援操作可視化ロボットは、人が到達できない水深や接触しづらい危険な環境に到達し、困難な救援任務を人の代わりに遂行できる」と語った。
中国潜水救撈行業協会はさまざまな潜水、救援、サルベージ、海洋プロジェクトや関連サービスを提供する非営利民間団体で、1000人近い会員がいる。深之藍海洋科技股份有限公司は水中ロボットやブースターなどの技術力が高い企業として知られる。
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