中国国家発展・改革委員会や国家データ局などはこのほど、「『東数西算』(東部地域のデータを西部地域で保存・計算すること)プロジェクトの実施深化と、全国一体化計算能力ネットワークの構築加速の実施意見」を発表した。新華社が伝えた。
全国一体化計算能力ネットワークは、情報ネットワーク技術を媒体として、中国全土の各種計算能力リソースの高比率・大規模一体化管理運営を促進するデジタルインフラだ。今回の意見では全体目標として、2025年末までに普遍的で使いやすく、環境に配慮した安全な総合計算能力インフラシステムをほぼ完成させるとしている。
重点項目としては、汎用計算能力・スマート計算能力・スーパー計算能力の一体化、東部・中部・西部の計算能力一体化連携、計算能力とデータ・アルゴリズムの一体化応用、計算能力とグリーン電力の一体化融合、計算能力発展・安全保障の一体化推進という5つの内容が含まれる。
意見はまた、具体的な措置として、▽各種新設計算能力を国家ハブノードに集積し、国家ハブノードを国家計算能力の先進拠点にする▽西部の国家ハブノードと東部・中部都市の計算能力資源調節メカニズムの構築を推進し、東部・西部間の大規模計算能力調整を推進する▽業界データと計算能力の連携を深め、データ処理能力及びガバナンス水準を高める▽国家ハブノードで全ライフサイクルの安全管理措置を講じる-などを打ち出した。
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