2024年01月15日-01月19日
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青島市で5G遠隔診断サービスが拡大

2024年01月19日

 中国山東省青島市市南区では、5Gを活用した遠隔医療サービスの普及が拡大している。工人日報が伝えた。

 同区金湖路街道の山東路コミュニティ保健サービスセンターで、住民の李倫さんは、「コミュニティ保健サービスセンターのカラー超音波検査が上位の病院に送られると聞き、すぐに予約を入れた。受診はますます便利になっている」と感慨深そうに語った。

 これは市南区医療健康集団が同センターで導入した5G遠隔超音波診断サブセンタープロジェクトだ。住民がセンターで超音波診断を受けると、その検査状況が5Gネットワークを通じてリアルタイムで青島大学附属医院の遠隔診断センターに伝送される。同医院の超音波専門家は動画や音声による対話と、カラー超音波画像やレポートの解説を行い、詳細な診断を下す。

 地域住民の受診問題をさらに解決するため、青島市はここ数年、サービスのイノベーションによって地域の医療・診療能力を持続的に高め、住民が近隣のセンターでより質の高い医療サービスを受けられるようにしている。市南区も2023年に優れた医療資源を小都市や農村地域に普及させる実質的な措置を打ち出している。

 
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