中国の国家電網巴塘-瀾滄江500kV送電線と巴塘500kV変電所拡張プロジェクトが4日に稼働し、四川省とチベット自治区を結ぶ500kV送電線1回線が新設された。新華社が伝えた。
巴塘-瀾滄江500kV送電線は、四川省甘孜(カンゼ)チベット族自治州巴塘県にある巴塘500kV変電所から、白玉県やチベット自治区チャムド(昌都)市のゴンジョ(貢覚)県、ダクヤプ(察雅)県、カルプ(卡若)区を経由し、瀾滄江500kV発電所に至る。
プロジェクトマネージャーの徐治国氏は、「プロジェクトは標高3200~4900メートルを通るが、物資の輸送などの困難を克服し、予定通り完了した」と説明。国網四川送変電公司は最短距離の電線敷設技術を研究・策定し、独自に研究開発した可視化スマート架線システムを応用し、施工の具体的な問題を克服して作業効率を高めた。
プロジェクト稼働後、四川とチベットの電力網を結ぶ送電線が3回線に増え、相互補完能力が2倍になった。チベット中東部地域の経済・社会発展のニーズをより良く満たし、金沙江両岸の水力、風力、太陽光などのクリーンエネルギー開発・消費に有利な条件を提供する。
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