中国初の国家植物園が18日、設立1周年を迎えた。この1年間、同園では植物種類資源の基礎調査を完了し、2000種以上の植物を追加した。現在までに各種植物1万7000種以上を収集し、うち希少・絶滅危惧種は1000種近くに上っており、中国全土の植物多様性保護のモデルエリアとなっている。中央テレビニュースが伝えた。
国家植物園の植物標本館では、この1年で14万点近くの植物標本が追加された。館内に収蔵されている植物標本はすでに301万点に上り、館内収蔵標本数と全体規模で、アジアトップクラスの植物標本館となっている。
国家植物園は植物の生育地域外保全に取り組むだけでなく、中国の植物科学研究の重要なプラットフォームにもなっている。国家植物園の植物ビッグデータ可視化システムは中国全土のマクロ植物学の高精度データを統合し、国家重点保護野生植物情報システムや外来侵入植物早期警報システムなども研究開発しており、種の「全時空、多次元、全ライフサイクル」にわたる総合データバンクを形成している。
画像は人民網日本語版(CCTV提供)より
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