中国聯通(チャイナユニコム)は、このほど開かれた2024年大湾区科学フォーラムで、鵬城実験室や清華大学、北京郵電大学、香港科技大学(広州)、武漢人工知能研究院、本源量子、美的集団と共同で、科学技術イノベーション共同体の設立を発表した。中国新聞網が伝えた。
同共同体は各方面の優れた資源を集め、科学技術と産業の融合発展を深化させ、産学研(産業、大学、研究機関)協力の新たな活力を引き出し、科学技術の先端を模索するとともに、イノベーション成果の実用化・応用を加速させ、開放、協同、高効率のイノベーションエコシステムを構築する。
会場では、中国科学院院士(アカデミー会員)の尹浩氏、カナダ工学アカデミー会員で欧州科学アカデミー会員の郭嵩氏、ロシア自然科学アカデミー外国籍会員の李揮氏、中央信息通信研究院副院長の王志勤氏など、業界の著名専門家や学者が、インダストリアルインターネット、スマート新システム、サイバーセキュリティ、低空経済(低空域飛行活動による経済形態)、計算能力ネットワーク、次世代インターネット技術、ビッグデータ・人工知能などのテーマについて基調講演を行い、見解を共有した。
中国聯通は会場で、重要なイノベーションの担い手である「聯通粤港澳大湾区イノベーション研究院」を広東省に設立すると発表した。同研究院は今後、科学研究機関や大学、大手企業などの協力パートナーと提携し、優れた研究開発機関の科学技術イノベーション資源・能力を集め、戦略的新興産業と未来産業の分野に焦点を当てる。また、計算能力ネットワークやネットワークイノベーション、先進製造などの分野について、技術イノベーション、産業活性化、エコシステム共同建設の推進に注力し、技術研究開発と応用イノベーションを行い、科学技術と産業のイノベーション融合を深め、新たな業態、モデル、原動力を育成する。
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