中国移動高原ビッグデータセンター(2期)プロジェクトの定礎・着工式が11月26日、青海省海東市で行われた。2015年12月に稼働した同センターは、青蔵高原(チベット高原)初の大型クラウドコンピューティングデータセンターで、質的向上と拡大を実現しようとしている。新華網が伝えた。
2期プロジェクト投資額は累計約20億元(1元=約21円)で、スマート計算ルームを重点的に建設し、5万標準ラックの設置を計画している。プロジェクト完成後、1兆回以上規模のスマート計算クラスター配置能力を備えるようになる。
中国移動通信集団青海有限公司の胡波総経理は「中国移動高原ビッグデータセンター(2期)はグリーン電力トレーサビリティ認証、ヘテロジニアス・コンピューティング、計算ネットワーク、人工知能技術・応用、データセキュリティなどの重要技術の研究開発に注力し、新たなコンピューティング応用シーンの育成を加速させ、複数レベルの産業エコシステムを形成する」と説明した。
同センターは稼働から9年間で、インターネット大手など300社以上が入居。青海省内の政府・企業・事業機関にサーバー委託管理やデータバックアップなどのサービスを提供している。
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