中国広東省深圳市光明区で5、6両日、光明科学城フォーラム2024が開かれた。フォーラムでは、合成生物研究施設や脳解析・脳シミュレーション施設など複数のイノベーション成果とイノベーション政策が発表された。人民網が伝えた。
開幕式では複数の重要なイノベーション成果とイノベーション政策が発表。合成生物研究施設や脳解析・脳シミュレーション施設、散乱中性子源と共同建設する高分解能ハイスループット中性子粉末回折装置、高圧中性子分光計など、第1弾となる重要なテクノロジーインフラがフォーラムで運用開始となった。今後は光明科学城の重点学科の発展を力強く推進し、科学研究成果の実用化を加速させる。
特殊環境材料デバイス科学・応用研究装置、バイオセーフティレベル3実験室の建設も始まった。これは光明科学城の科学技術重要プロジェクト建設の最も新しい展開となる。
重要協力発表会では「河套深港テクノロジーイノベーション協力エリア深圳パークと光明科学城の連動メカニズム」が発表され、重点地域のイノベーションプラットフォームの協力・連動を積極的に推進する深圳の最新措置を示した。
今フォーラムでは重要協力調印式も行われ、光明区人民政府と華南農業大学が華南農業大学深圳研究院協力枠組み協定に調印した。これは光明科学城が重要なイノベーションプラットフォームを展開したことを示すもので、科学教育の潜在力を引き出し、科学技術イノベーション支援を強化していく。
中国のバイオマニュファクチャリング分野初の国家クラス産業イノベーションプラットフォームとして、23年7月に設立を承認された国家バイオマニュファクチャリング産業イノベーションセンターも、フォーラムで発足した。同センターは重要共通性技術の協同開発に注力し、産業協同イノベーションエコシステムを育成し発展させ、中国のバイオマニュファクチャリング産業の質の高い発展を牽引する。
フォーラムは深圳市人民政府が主催し、香港特別行政区政府が後援。フォーラムが行われた光明科学城は、大湾区総合的国家科学センターの先行スタートアップエリアの重要構成部分であり、また深圳市がビッグサイエンス装置を集積し、地域総合イノベーションエコシステムを構築した、将来の科学技術発展の先進地を目指す重要イノベーション成長源でもある。
深圳市はここ数年、「世界一流のサイエンスシティ」構築を目標とし、科学技術の自立自強という国家戦略に貢献し、市全体の力を挙げて光明科学城の建設を推進している。
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