中国海南省三亜市で2~6日、第29回アジア種子大会が開かれた。光明日報が伝えた。
大会では、農業農村部(省)党組メンバーの黄艶氏が、52カ国・地域から訪れた来賓1524人に向け、中国の種子業における質の高い発展への自信を表明。「開放と協力は世界の種子業における質の高い発展にとって通るべき道だ。中国の種子業は終始、ハイレベルの対外開放を堅持する。アジア太平洋各国と手を携え、地域の種子業の革新的な発展を共同で推進していきたい」と訴えた。
開幕式では、中国工程院院士(アカデミー会員)で稲分子遺伝・育種専門家の万建民氏と種子経営者の張海銀氏が「中国種子業卓越貢献賞」を授与された。
アジア種子大会はアジア太平洋の国・地域で年に1回開催される。世界最大規模で最も重要な種子業イベントの一つとなっており、種子業分野の「アジア競技大会」とも称される。中国での開催は2014年のマカオ大会以来、10年ぶりとなった。
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