中国初の作業時速キロ級海底ケーブル敷設ロボットがこのほど、水中テストを完了した。同ロボットはキャタピラとソリによる移動と「探査-掘削-敷設」の一体化作業能力を持ち、敷設作業速度は時速1000メートルに達し、ロボット本体の主要部品の独自化を実現した。人民日報が伝えた。
中国では海上新エネルギー発電が近年、持続的に発展しており、海底ケーブル敷設工事が新たな課題に直面し、過去の作業方法では対応が難しくなってきている。また、海外の海底ケーブル敷設ロボットでは、中国近海の柔らかい土に適応できず、沈下しやすく前進が困難という問題があり、日増しに増加する海底作業の需要を満たすためには、新たな海底ケーブル敷設ロボットの研究が急務となっている。
海底では1メートル深くなるごとに新たな試行錯誤と試練が待ち受ける。南方電網広東電網公司率いる研究開発チームは、海底ケーブル敷設ロボットに存在する海底ケーブル感知能力や連続稼働時間などの難題を解決し、最大敷設速度を従来製品の倍近くに高めた。