中国初の商業宇宙発射場である海南商業宇宙発射場で11月30日、初の打ち上げが無事に行われた。人民日報が伝えた。
同発射場は海南国際商業宇宙発射有限公司が投資・建設したもので、運営・管理も行う。工事は878日で完成し、今回初めての打ち上げに成功した。
初打ち上げが行われた第2発射施設は中国初の汎用中型液体発射施設で、直径3.35~5mのロケット約20機種の打ち上げに適している。水平組立、水平試験、水平輸送の「三平」高速測定・打ち上げモードを採用し、高効率の打ち上げを実現するための強固な基礎を築いている。打ち上げは最速で3日間、打ち上げ後の状態回復には最長で7日間を要する。
同発射場の完成と初打ち上げの成功は、商業宇宙発射場の空白を埋め、衛星ロケットの製造、商業発射場のテスト・打ち上げ、衛星データ応用サービスの活用という商業宇宙産業チェーンの整備を進めるものとなった。
(画像提供:人民網)
サイエンスポータルチャイナ事務局が、中国の科学技術に関するニュース記事を人民網と共同通信の記事より選んで、日々届くフレッシュなニュースとしてお届けしています。
下記よりご覧ください。