英科学誌「ネイチャー」の「今年の10人」がこのほど発表され、中国からは中国人民解放軍海軍軍医大学内科医の徐滬済氏と中国科学院国家天文台月・深宇宙探査研究部の李春来研究員の科学者2人が選ばれた。中国新聞網が伝えた。
徐氏はドナー由来の遺伝子編集T細胞を使い、壊滅的な自己免疫疾患の治療に成功した。この療法はT細胞がん治療の成功に基づいており、最先端のCAR-T治療の大量生産に希望を与えるものとなった。
月探査機「嫦娥6号」サブチーフデザイナーの李氏は、嫦娥6号が今年地球に持ち帰った月土壌サンプルを最初に手にした。
同誌はプレスリリースで「『今年の10人』は一つの賞でもなければ世界トップ10のランキングでもなく、その年の重要な科学的進展や出来事、重要人物とその同僚の記録だ。『今年の10人』はネイチャーの編集者が選出し、今年の最も重要な科学的出来事に影響を与えた個人に焦点を当てている」と説明した。
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