中国寧夏回族自治区銀川市で11月25日、寧夏科学技術大会が開かれた。大会では「寧夏回族自治区人民政府による2023年度自治区科学技術賞に関する決定」が発表され、計162件(人)の科学技術賞が授与された。中国新聞網が伝えた。
2023年度の同賞では初めて自然科学賞と技術発明賞が選ばれた。自然科学賞は80件がノミネートされ、33件が受賞した。これらの受賞プロジェクトはすべて大学と研究機関からのものだった。技術発明賞は7件がノミネートされ、2件が受賞した。受賞プロジェクトはいずれも企業からのものだった。
2023年度の科学技術賞では、同自治区が優位性を持つ産業分野の技術革新成果が豊富だった。「6新6特(新エネルギー、新素材、先端製造、バイオ医薬品、情報技術、環境保護の6つの新興分野と特徴的な農業産業)」産業分野の受賞プロジェクトが70件を超え、総受賞件数の43.2%を占めた。うち、現代化学工業(13件)と新素材産業(11件)の受賞件数が最も多く、両分野から科学技術進歩1等賞が2件選ばれた。
今回は企業の技術革新成果の割合がさらに高まった。今回授与された科学技術進歩賞は計125件で、企業が主導するプロジェクトが48件となり、割合は38.4%に達し、前回の審査年度より7.1ポイント上昇した。このことは、同自治区の企業が技術革新の面で活力を増していることを反映するとともに、企業が科学技術の進歩と経済・社会発展の推進においてさらに重要な役割を果たしていることを示している。