中国広西チワン族自治区は、自治区内の職人人材の技能レベルと総合的競争力を高めるため、「広西の職人」から毎年約20人を選抜し、計画的かつ重点的に育成する。科技日報が伝えた。
同自治区はこのほど、「広西大国職人育成計画」を発表し、自治区の戦略的任務の推進に向けて、より多くの「大国の職人」や「広西の職人」などの高度技能人材を育成する方針を打ち出した。
計画では、育成対象を「広西の職人」に限定。5年以上の第一線での実務経験や卓越した技術・技能のほかに、職人精神などの要素も考慮すると明記している。また、「大国の職人」の「5つの力」の能力基準に基づき、指導力、実践力、革新力、研究力、継承力において明らかな発展の可能性を持つことが求められる。
計画では、育成期間を2年間とし、2025年以降に育成期間に入った職人人材は重点的な追跡調査と育成を受け、動的管理を実施する。育成内容には、機関育成や訓練・研修、交流・学習、追跡サービスなどが含まれる。
自治区では、育成対象者の名前で所属チーム名を命名し、育成対象者を中心としたイノベーションスタジオの構築を奨励する。国と自治区の重要戦略や重要プロジェクト、重要プログラム、重点産業で主要な役割を果たす育成対象者を支援し、技術革新と研究開発プロジェクトを実施する。