中国北京市昌平区陽坊鎮にある金太陽農場でこのほど、同市初の「無人農場」応用シーンモデル拠点セレモニーが行われた。科技日報が伝えた。
2022年に昌平区科学技術委員会、昌平区陽坊鎮、北京市農林科学院の3つのチームが協力し、スマート農業とデジタル農業科学技術成果の実用化の新たな道を模索するため、北京市初の生産型野菜「無人農場」を共同建設した。同農場の現在の総面積は2.7ヘクタール以上で「農機・農業技術・スマート」の深い融合により、整地や畦引き、定植、水・肥料、植物保護、収穫などの全プロセスで無人化作業を実現し、デジタル化自主管理を85%以上実現し、人件費を8万2000元(1元=約21円)ほど削減した。
同区科学技術委員会の劉瑞冬副主任は「農作業の非標準化などの問題を解決し、スマート化・デジタル化農業のソリューションを提供する。無人農機のサポートがあれば、6.7ヘクタールほどの耕地の管理は2、3人だけで十分だ」と述べた。
北京市農林科学院情報技術研究センターの呉華瑞研究員は、「野菜全プロセス無人化プラットフォームの全体的な作業精度はセンチメートル級となり、全体の人件費も大幅に低下する。またプラットフォームの面では、さまざまな機種と機具に合うソリューションを構築でき、体積や空間が削減できるだけでなく、農機の製造費もさらに下げられる」と説明した。
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