2023年11月06日-11月10日
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レノボのゼロカーボン・スマート製造工場が天津に完成

2023年11月09日

 中国の天津港保税区空港経済区で6日、レノボグループ(聯想集団)イノベーション産業パーク(天津)が完成した。同パークは「グリーン・ゼロカーボン、スマート製造」を中心的な位置づけとし、生産・製造、研究開発・実験、デジタル展示を一体化させており、敷地面積は11万2000平方メートル、投資総額は18億元(1元=約21円)以上となる。新華網が伝えた。

 レノボグループの「ゼロカーボン・スマート製造」工場3軒の屋根には、3万平方メートルの分散型ソーラーパネルが敷設されており、年間発電量は500万キロワット時(kWh)以上に達し、パークの炭素排出量を3000トン削減できる。パークは太陽光発電座席やスマートセンシングゴミ箱、風力を利用し電力供給できる風力・太陽光相互補完街灯などのオフグリッド太陽光発電製品が広く採用されている。

 レノボグループ上級副総裁で、グローバルサプライチェーン責任者の関偉氏は「天津イノベーション産業パークはIoT(モノのインターネット)、5G、エッジコンピューティング、デジタルツイン、AI(人工知能)など複数のスマート・グリーン技術を利用し、当社の1000件近くの特許を融合し、当社のゼロカーボン・スマート製造水準を示した。天津イノベーション産業パークは高度に自動化・スマート化されている。9秒ごとに1台のノートPCがラインオフし、年間生産量は300万台を超える。スマートノートPC生産ラインの自動化率は60%に達する」と説明した。

 関係者によると、産業パークはスマート工場の他にも「ゼロカーボンダークスマート立体倉庫」を完成させた。同倉庫には2万8000カ所の荷物置き場があり、高さは24メートルで、その外観は「鉄の森林」に似ている。倉庫は複数のスマート技術を応用し、倉庫保管の敷地面積を70%以上節約し、コストを47%カットし、ピッキング効率を10倍高めた。スマート倉庫は全自動で資材を生産ラインに送り、完成品を回収できる上、明かりがない状況でも正常に運営できる。

 
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中国科学技術ニュース 2023年11月

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