2023年11月27日-11月30日
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「中国都市低炭素建設水準指数2023」発表 トップ3は?

2023年11月30日

 中国浙江省杭州市で26日、「中国都市低炭素建設水準指数2023」が発表された。同指数によると、都市ごとの低炭素建設水準ランキングトップ3は北京、杭州、上海だった。中国新聞網が伝えた。

 中国はグリーン発展と都市の低炭素建設を非常に重視している。2020年には「二酸化炭素(CO2)排出量ピークアウトとカーボンニュートラル」のダブルカーボン目標を打ち出した。都市は人々の生産と生活の中心地として、「ダブルカーボン」戦略目標を実施する主体であり、主戦場でもある。

 浙江大学都市学院は2022年、初の「中国都市低炭素建設水準指数」を発表した。2022年版と比較すると、2023年版は「プロセス+次元」という2つの視点による都市低炭素建設水準評価を引き続き行うとともに、都市の研究対象を36の大型都市から地級市以上の297都市に拡大し、中国の都市低炭素建設水準に対する評価の全面カバーを実現した。

 今回発表された同指数は、エネルギー構造、経済発展、生産性、都市住民、水域カーボンシンク、森林カーボンシンク、緑地カーボンシンク、低炭素技術という8つの角度から評価を行っており、都市の低炭素建設水準の動的発展の現状を全面的に解析している。

 今回の調査で同チームは、都市の低炭素建設を診断するデジタル化システムを開発した。ビッグデータツールの応用は人手によるデータの検索と処理の限界を突破し、大規模なモデル都市の低炭素建設水準を評価する際の困難を効果的に解決した。

 2023年版の上位都市はトップ3が北京、杭州、上海で、4位から10位までは広州、深圳、武漢、寧波、南京、成都、済南となった。

 浙江大学都市学院銭塘客員教授の申立銀氏は「低炭素建設のトップグループはいずれも超大規模および特大都市となっており、第4集団は主に中等および小型都市だった。これは中国の都市低炭素建設水準と都市の規模の間に顕著な相関性があることを示している」と述べた。

 
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中国科学技術ニュース 2023年11月

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