中国四川省自貢市で4月28日、2024ドローン産業発展大会兼成飛自貢ドローン産業拠点稼働式典が開かれた。大会では中国航空工業集団が開発したドローン「翼竜−2」が披露された。中国新聞網が伝えた。
「翼竜−2」は同日、リージョナル貨物輸送飛行テストを実施。同産業拠点にある自貢蘭田空港から離陸し、高度3000メートルの低空域で、楽山にある目標エリアへと向かった。飛行時間は15分だった。
「翼竜−2」は中国で初めて4トン級大型固定翼ドローン飛行許可証を取得しており、中国民用航空局の最新法規基準に合致し、許可された範囲内で安全に飛行活動を行うことができる。今後、省や自治区を跨いだリージョナル輸送や緊急救援、気象観測などでの応用拡大が期待される。
中航(成都)ドローンシステムは現在、自貢拠点で生産ラインの試験を行っている。稼働すれば年間200機の生産を実現し、国際的競争力を持つ世界レベルの航空設備製造クラスターの形成に対して重要な意義を持つことになる。
サイエンスポータルチャイナ事務局が、中国の科学技術に関するニュース記事を人民網と共同通信の記事より選んで、日々届くフレッシュなニュースとしてお届けしています。
下記よりご覧ください。