望遠鏡から宇宙を見る場合、将来的には、「見上げる」だけでなく、「見下ろす」ことになるかもしれない。新華社が伝えた。
上海交通大学李政道研究所がこのほど、「海鈴計画」を開始した。南シナ海の深さ約3.5キロの深海平原に、ニュートリノ望遠鏡を建設し、宇宙の深淵からの高エネルギーニュートリノを検出するという。
海鈴高エネルギーニュートリノ望遠鏡は、中国のマルチメッセンジャー天文観測ネットワークに欠けていた重要な一環を補い、同ネットワークの建設を極めて大きく促進することになる。
ビッグサイエンス装置は通常、10年単位で開発され、ニュートリノ望遠鏡は開発から完成まで長い時間を要する。同計画は2022年末に1期プロジェクトの建設段階に入っている。
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