中車株洲電機が独自開発した新型空気浮上式遠心送風機がこのほど、中国湖南省株洲市都市生活ゴミ焼却発電所で使用開始となった。これまで使われていたルーツ送風機と比べて、騒音が大幅に低減されただけでなく、エネルギー消費量も大幅に削減された。科技日報が伝えた。
同発電所は湖南省と株洲市の重点建設プロジェクトで、年間の生活ゴミ処理量は約60万トンとなっている。年間発電量は約2億5000万キロワット時(kWh)で、年間7万5000トンの標準炭を節約できる。今年6月に現場調査や複数の技術的研究を経て、同発電所では2期汚水処理場浸透液処理システムを、従来のルーツ送風機から新型空気浮上式遠心送風機に変えた。
同社流体設備事業部ゼネラルマネージャーの趙雪源氏は「新型空気浮上式遠心送風機は中国中車の高速鉄道コア技術を応用したものだ。技術チームは軸受や高速永久磁石同期モーター、高性能空力設計などの重要技術を確立した」と述べた。
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