第二章 指導思想
中国の特徴ある社会主義の偉大な旗印を高々と揚げ、鄧小平理論と『三つの代表』の重要思想を以って指導する。科学的発展観を深く徹底的に実行し、国内外情勢の新たな変化に適応し、各民族人民の快適な生活への期待に順応する。科学的発展を主題とし、経済発展方式の転換加速を大筋とする。改革開放を深化し、民生の保障と改善を進める。国際金融危機の衝撃への対応の成果を、強固に拡大する。経済の長期安定と速い発展、社会の調和と安定を促進する。全面的にややゆとりのある小康社会を築くために、決定的な意義のある基礎を打ち固める。
科学的発展を主題とするのは、時代の要求である。改革開放と現代化建設全体に関連する。我が国は依然として、長期的な社会主義の初級段階にある。発展は従来どおり、我が国の問題解決の重要要素である。発展を堅持するのは、絶対原理の本質的要求である。
経済発展方式の転換加速を大筋とするのは、科学的発展を推進するために避けて通れない道であり、我が国経済社会分野の本質に触れる変革である。総合的、系統的、戦略的な転換で、経済社会発展の全過程と各分野を貫く必要がある。発展の中で転換を促し、転換の中で発展する。今後五年間、科学的発展の著しい進歩を得られるように確保しなければならない。経済発展方式の転換の実質的な進展を確保しなければならない。
基本的要求は:
- 経済構造の戦略的調整を、経済発展方式の転換加速の目指す主方向として堅持する。内需拡大の長期効果制度を作り上げ、経済成長を消費、投資、輸出の協調牽引による方向へと転換させる。農業基礎の地位を強化し、製造業中枢の競争力を向上し、戦略的新興産業を発展し、サービス業の発展を加速する。第一次産業、第二次産業、第三次産業が共に転換する事により、経済成長を促進する。都市と農村の発展を統一計画案配し、都市化の推進を積極的かつ確実に行う。社会主義新農村建設の推進を加速する。区域の相互作用、協調的発展を促進する。
- 科学技術の進歩と革新を、経済発展方式の転換加速の重要な支柱として堅持する。科学教育による国の振興戦略、人材強国戦略を深く実施し、科学技術の第一産業力と人材の第一資源作用を十分に発揮する。教育の現代化水準を向上し、自主革新能力を増強し、イノベーション人材を多く育成する。発展の方向を高度な科学技術の進歩、労働者の素質向上、マネージメントイノベーションへ転換することを推進し、イノベーション型国家建設を加速する。
- 民生の保障と改善を、経済発展方式の転換加速の根本的な出発点、着地点として堅持する。民生の保障と改善の制度を完備する。職業促進を経済社会発展の中で優先とする。各社会事業発展を加速し、基本的公共サービスの均等化を推進する。所得分配調節に力を入れる。共通の繁栄の道を歩き続ける。発展の成果と恩恵を人民全体にもたらす。
- 資源節約型、環境友好型社会の構築を、経済発展方式の転換加速の重要な力点として堅持する。資源の節約と環境保護の基本国策を徹底する。エネルギーの節約、温室効果ガス排出の低減、循環経済の発展、低炭素技術の発展、地球規模気候変動への積極的対応を実施し、経済社会発展と人口資源環境の調和を促進し、持続可能な発展路線を歩む。
- 改革開放を、経済発展方式の転換加速の強力な原動力として堅持する。経済、政治、文化、社会等、領域改革を揺ぎなく推進し、科学的発展に有利な体制構築を加速する。互恵的ウインウインの開放戦略を実施し、国際社会と共にグローバルな挑戦に対応し、共に発展のチャンスを享受する。