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【速報】日中大学フェア&フォーラム in イノベーションジャパン2015 - #02

2015年08月27日 中国総合研究交流センター編集部

日中の大学が各ブースで研究成果を発表

 「日中大学フォーラム in イノベーションジャパン2015」および「JSTフェア2015」が2015年8月27日から東京・江東区の東京ビッグサイトで開催され、企業、大 学が競うように各ブースに研究成果を発表した。

 開会式ではNEDOの古川理事長が「これからは大学発のイノベーションが求められており、成果も年々あがってきている。今年も多くの研究成果が発表されており、イノベーションへの期待が高まっている。ま た中国の大学も成果を発表する会場もあり、是非、多くの成果を見てほしい」と挨拶した。

 この後、関係者によるテープカットで開会式を終え、各ブースの見学者が会場に入った。

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開会式でテープカットする関係者

 会場の一角には「JSTフェア2015」の会場には、中国の31大学がブースを開設し、それぞれの大学の研究開発を発表した。たとえば、海南医学院は「パパイヤしわ防止洗顔不要フェイシャルパック」の 開発成果や、上海交通大学の「濾過タンク技術とその複合工法」、蘇州大学は「海綿状高分子吸着剤」、大連理工大学の「壁掛け式太陽エネルギー空気集熱モジュール」な ど31大学が特徴ある研究成果をポスターで掲示し、研究者が日本企業や大学からの訪問を待ち構えていた。

 ここで紹介したのはごく一部のテーマだけだが、このほかの大学でも非常に魅力的なテーマと成果が発表されており、時間と共に日本からの見学者も増えてきた。

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見学者でにぎわう中国の大学のブース

中国側の「需要説明会」でも成果を発表

 また、中国の大学の研究成果については、共同研究や技術移転を促進するために「中国側研究成果及び需要説明会」も開催され、中 国の大学関係者がブースで発表されている成果の内容と各大学の研究成果などを日本の大学や企業人向けに発表を行った。

 北京理工大学のブースを見学していた日本企業の技術者が、同大が開発しているドローンと同じ機能を持っている無人ヘリコプターを見て、自社で開発したヘリコプターに搭載するコンパスの話をしながら、「 是非、このコンパスを北京理工大で開発した無人ヘリコプターに搭載し、共同研究を進められないか」と提案し、今後の研究交流を約束していた。